世界のエネルギー消費と今後の見通しについて知りたい。

【解答】
 世界のエネルギー消費量は2000年において石油換算で年間92億トンであります(参考文献1)。このエネルギー消費を先進国と開発途上国に分けて考えて見ますと、
先進国は世界エネルギーの約2/3と大半のエネルギーを消費しており、開発途上国は約1/3のエネルギーしか消費していません。一方世界人口を見ますと、先進国は世界人口の1/5に過ぎず、世界人口の4/5は開発途上国の人々で占められています。
この関係を1人あたりのエネルギー消費で比較してみますと、例えば先進国である日本は石油換算で年間4.0トン/人、米国は6.3トン/人、欧州各国平均で3.5トン/人でありますが、開発途上国であるアジア各国平均では0.7トン/人であります。世界平均で見ますと石油換算で年間1.5トン/人の消費となります。(参考文献2)
 開発途上国の人口が増加するとともに、エネルギー消費も急増してくる見込みで、2030年には世界エネルギー消費は153億トンと2000年の約1.7倍に達し、開発途上国のシェアは40%程度になると予想されています。

 エネルギー資源としては、大半は石炭、石油などの化石燃料が用いられ、開発途上国ではさらに木材などが燃料として用いられているために、炭酸ガスが大量に排出され、このために地球の温暖化が心配され、地球温暖化対策は解決されなければならない緊急課題となっています。

 また化石燃料は今後100年程度で枯渇することが心配されています(質問12参照のこと)。このための対策は急務となっており、省エネルギーの推進とともに原子力エネルギーは勿論、太陽エネルギー、風力エネルギーなどの再生可能エネルギーの開発も急がれています。


参考文献1:WORLD ENERUGY OUTLOOK 2002
参考文献2:BP統計2000、世界の統計2000

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