【質問2‐4】
わが国のエネルギー問題をどのように考えたらよいのでしょうか。

【解答の要点】
 エネルギーのベストミックスの考えかたに立って供給の安定を図らなければなりません。
 「エネルギー安定供給の確保」、「環境との適合性」および「市場原理の活用」の3つの課題をバランスよく適合させてエネルギー問題を解決しなければなりません。

【解答】
 わが国はエネルギー資源小国であるので、国産エネルギーの増大を図る必要があります。
 また、種々な原因でエネルギー源の確保が円滑に進まなくなる可能性があるので、特定のエネルギー源に頼ることは好ましくありません。各種のエネルギー源の組み合わせをする、すなわち「ベストミックス」の考え方にたって、供給の安定や経済性を高めていく必要があります。
 さらに、世界的なエネルギー需要の高まりとともに地球環境破壊防止の必要性が高まってきました。また国際的な政治情勢がわが国のエネルギー構造や国民生活・経済活動に大きな影響を与えるようになりましたので、国際協力が重要になってきました。

以上述べたことを勘案すれば、わが国のエネルギー対策としては基本的には以下の3つの課題を解決しなければなりません。3つの課題とは
@エネルギー安定供給の確保
A環境との適合性
Bこれらを十分考慮したうえで、市場原理の活用

であります。これらの3つの課題は相互にトレードオフの関係がありますが、3つの課題をバランスをとりながらエネルギー問題を解決していかなければなりません。

 またわが国の宿命として、エネルギー資源小国である以外にも、表に示すように食料資源小国、高い人口密度の問題もあります。これらは、いづれもエネルギー問題に関連しており、エネルギー問題の解決にはこれらを十分に考慮しなければなりません。

エネルギー輸入依存度、食料自給率、人口密度の比較
事項  日本   仏国   英国   中国   米国 
エネルギー輸入依存度(%) 78 51 -18 不明 22
穀物(食用+飼料)自給率(%) 30 209 114 99 138
耕地面積あたりの人口密度(人/km2) 2,870 301 988 1,280 139
(98/99世界国際図会より)

 表のエネルギー輸入依存度がマイナスはエネルギー資源輸出国を示し、穀物自給率の100%超は食料輸出国を示します。表に示すように、わが国はエネルギー輸入依存度が最も高く、食料自給率が最も低く、耕地面積あたりの人口密度は最も高いことが分かります。


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