【質問1-4】
チェルノブイリ事故による甲状腺ガンの発生に関するデータを教えてください。

【解答】
国連科学委員会2000年報告書の中の論文を紹介します。

1.事故時に0〜17歳であった子供の甲状腺ガンの発生状況(旧ソ連3国別)

国名

1990

1991 

1992

1993

1994

1995

1996

1997

1998

ベラルーシ

35

86

90

130

137

147

136

146

160

1,067

ウクライナ

22

27

55

49

59

79

82

73

73

519

ロシア連邦

5

10

12

19

47

41

36

35

 

205

   1998年までの甲状腺ガンの発生総数は、旧ソ連3国合計で1,791人に達する。
            国連科学委員会2000年報告書ANNEX-J table58より作成

2.14歳以前に被ばくした子供の甲状腺ガン発生率

ベラルーシが標準的な発生曲線を示す。発生率は、1995年において10万人あたり年約6人で、1995年以降プラトー状態を示している。
            国連科学委員会2000年報告書ANNEX-J Figure25


3.診察時15歳以下の子供の甲状腺ガン発生率
子供100,000人あたりの発生数
1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998
ゴメル 0.4 0.7 0.7 0.7 5.6 15.0 11.2 13.9 15.9 17.9 16.9 16.0 7.1
ベラルーシ国
平均
0.2 0.3 0.4 0.3 1.9 3.9 3.9 5.5 5.1 5.6 4.8 5.6 3.9
旧ソ連3国の中で最も被害の著しい地域はベラルーシ国のゴメル地域である。最も被害の著しいゴメル地域では、1995年に子供10万人あたり17.9人の甲状腺ガンが発生し、1995年がガン発生の最高の年である。            
                国連科学委員会2000年報告書ANNEX-J table57より作成

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